「蟻の愛」
今日は愛の日、知りますか。
なぜ人は愛を求めなくてはならないの。
体の中の穴は埋め尽くされたいか、
それとも、自分の光は輝きたいか。
愛は、
難しそうに見えるんだ。
どこは始まり、どこは終わり、
確かな根拠がない。
この世に愛が欲しくないものはありますか。
愛はなくても普通に存在することができるもの、
こんなものに、わたしは憧れている。
心のままに生きている、
誰の付属品もではない。
もしかして、自分は完全だと思われば、外物はいらない。
いらないでも、愛の日に、ただ一年に1日でも、愛を考えたい。
自己への愛、月への愛、藍への愛、ある人への愛を、
考えたい。
何もできない時に、愛があれば、何とかできるようになる。
それは愛の命だ。
愛しよう。
もしこれは唯一の道だったら、愛しよう。
蟻が穴に対して強い感情を持って土地を壊するのように。