村上春树-《村上さんのところ》

翻译|「《村上さんのところ》- 与书邂逅」

2017年7月30日

鑑別所の本棚にあった一冊

在鉴别所里的一本书

質問:

16歳の頃に鑑別所で「ノルウェイの森」を読んで以来ファンです。その後村上さんの小説エッセイなどはほとんど読んでと思います。

村上さんの小説の登場人物が読んでいた本や村上さんがお好きな小説家の本なども読むようになり、今度はその本にでてきた小説を読んだりして、今では僕にとっては結構な数の本が家にあります。

それまで小説なんか一冊も読んだことがなかったので、あの時たまたま鑑別所の本棚から手にとったのが村上さんの小説じゃなかったら、こうはならなかったんだろうなと思い不思議な気持ちになります。

从16岁的时候在鉴别所读了《挪威的森林》以来就是村上先生的粉丝。从那以后基本上都读了村上先生的小说和随笔。

要去读村上先生的小说的登场人物读过的书以及村上先生喜欢的小说家的书,或者读下次在书里遇到的小说,如今对我来说家里有相当数量的书。

在那之前小说什么的一本都没有读过,若是那个时候没有偶然从鉴别所的书架上拿到村上春树的小说,也不会有现在这个样子,思及至此,总觉得不可思议。

回答:

そうですか。鑑別所に「ノルウェイの森」があったんだ。ふうむ。いったい誰がおいたのでしょうね。出会いというのは不思議なものですね。「よくまあ、ああいうところでこういうものと出会ったものだな」というこうとは、僕にもちょくちょくあります。そしてそれによって人生がけっこう様相をかえたりもします。もしあれに出会わなかったら、あの人に巡り合わなかったら、僕の人生はいったいどうなっていたんだろう、と考え込んでしまいます。僕の小説があなたの人生の何かのお役に立てたのだとしたら、僕にとってはずいぶん嬉しいことです。

这样啊。鉴别所里有《挪威的森林》。恩。究竟是谁放在哪里的。邂逅是不可思议的事情。「挺好的,就是在那个地方遇见那个东西」这种事情,我也经常会有的。然后因为此人生会极大地改变样貌。如果没有遇见那个东西,没有与那个人邂逅,我的人生究竟会变成什么样子,会这样陷入沉思。要是我的小说能对你的人生起到什么作用的话,对我来说是至上欢喜。