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翻译 |「村上RADIO – 村上春树的首次电台节目」

2018年8月8日


85日的晚上,村上春树在Tokyo FM做了一期电台节目。这里我把大部分的内容翻译一下。中间有一位女生读了几个听众的问题,让村上春树回答,那个环节,我没有翻译。

还有,他对其中几首歌曲的讲解,我也没有翻译。

这是一篇大部分内容的大部分的翻译。


こんばんは、村上春樹です。ラジオに出演するのは今回が初めてなので、僕の声を初めて聴いたという方もきっとたくさんいらっしゃると思います。

始めまして。

この番組は、僕の好きな曲をかけて、曲と曲との間に少しおしゃべりもします。リスナーからいただいた質問にもお答えして、皆さんと一緒に楽しくひと時を過ごせればと思います。

你好,我是村上春树。因为这是第一次在电台出演,我想第一次听我的声音的人也有很多吧。

开始了。

这个节目是,我会播放自己喜欢的歌曲,并且在歌曲与歌曲之间说话。听众发过来的问题也会回答,跟大家一起度过快乐的一个小时。

Madison Time

Donald Fagen – Live At The Beacon

歌曲:

DONALD FAGEN- MADISON TIME

10代の頃、僕はすごく真面目なジャズ·ファンだったので、あのレイ·ブライアントがどうしてこんなコマーシャルな音楽をやるんだろうと首をひねったんだけど、いまこうして聴くとすごくいいですよね。肩の力が抜けていて、グルーヴィーで。

10代的时候,我是非常认真的爵士粉,虽然困惑レイ·ブライアント为什么要做那么商业化的音乐,不过现在听还是觉得很好啊。让人放松下来,绝妙的。

僕はジョギングするときにいつもiPodで音楽を聴いていますが、一台に10002000曲入っていて、それを7台ぐらい持ってます。今日はそのラインナップの中から、何曲かお聴かせしたいと思います。

走るときに適した音楽は何かというと「むずしい音楽はだめ」ということですよね。リズムが途中で変わるとすごく走りにくいから一貫したリズムで、できればシンプルなリズムのほうがいい。メロディがすらっと口ずさめて、できることなら勇気を分け与えてくれるような音楽が理想的です。たとえば、そう、こういうのを聴いてみてください。

我在跑步的时候总是会听ipod,一台ipod里面会放1000-2000首歌,总共有7台左右吧。今天想从那个列表里面,听几首歌。

跑步的时候适合的歌曲就是“不能是难的歌曲”。如果旋律中途改变的话就不易于跑步所以自始至终的旋律,尽可能是简单的旋律为好。旋律可以让人简单地跟着哼,如果可以的话给人以勇气的音乐是最理想。 譬如说,对啊,请听这首歌吧。

歌曲:

Brian Wilson – 

Heigh-Ho / Whistle While You Work / Yo Ho (A Pirate’s Life for Me)

アルバムが出たときは「なんでブライアンがディズニーの曲集を出すわけ?」と首をかしげましたが、 考えてみれば、ウィルソン三兄弟が生れ育ったのはカリフォルニア州のホーソンという街で、アナハイムに近いんです。アナハイムといえば、ディズニーランドがある。子どものころのブライアンはディズニ―ランドに行くのがすごく好きだったみたいです。

专辑出来的时候虽然困惑“为什么Brain要出迪士尼的曲集呢”,不过想想,Wilson三兄弟成长的地方是加利福尼亚州的ホーソン街,靠近阿纳海姆。提到阿纳海姆,就有迪士尼。好像小时候的Brain很喜欢去迪士尼似的。

歌曲:

THE BEACH BOYS – SURFIN’ U.S.A.

虽然BEACH BOYS一直都是同时代听的,但是遇见的肯定是Surfin’USASurfin’USA的概念是非常酷的。让人麻木的。从那以后真的麻木了。

但是,Wilson的三兄弟里,现在只剩Brain还活着并且热心地进行演奏活动,这真让人有点不相信啊。非常不可思议的感觉。Brain是天才,非常敏感的人,不能很好地与现实世界妥协的人,这种人活下来,真的觉得很不可思议啊。人生啊,搞不懂,真的。

昔から走ることは割に好きだったんです。高校時代、学校で走らされたりするじゃないですか。神戸の学校だったから、六甲の山の上を走るレースが年に1回あるんだけど、僕は結構僕走るんですよね。クラスの女の子とかが道路に沿って並んでて、「何とか君頑張って~」と応援するんだけど、僕には“村上君無理しないで~”とかいうんですよね。それはないだろうと思うんだけどね(笑)。

从以前开始就比较喜欢跑步。高中时代,不是经常被要求跑步吗?因为是神户的学校,所以每年都有一次需要跑到六甲的山上面的行程,我还是相当能跑的。班里的女同学会在道路旁站着,然后应援着喊“什么君加油哦~”,但是对着我却说“村上君不要太拼了哦~”。不能这样做的吧(笑)。

歌曲:

king pleasure – D.B.BLUES

歌曲:

Eric Burdon And The Animals – SKY PILOT

この曲は走りながら聴くのもいいけど、車を運転しながら聴くのが好きです。オープンカーで天気のいい日に屋根を開けて、これを聴いて歌いながら運転するのが好きですね。ディストーションかっこいいです、ジェット機のエンジンみたいで。

後半にはスコットランドの連隊が行進に使うバグパイプが入ります。アニマルズはイギリスのバンドなのでこういうのが入ってきちゃう。パート2は結構好きなことをやってて、破天荒ですよね。

这首歌一边跑步一边听也挺好的,不过我也喜欢在开车的时候听。在敞篷汽车里,天气好的时候,开了车篷,然后一边听这首歌一边开车。失音非常棒,就像喷气式飞机的引擎。

后半部分苏格兰连队在行进时使用的风笛会进来。因为Animals是英国的乐队所以用了这个。Part2做了相当多喜欢的事情。破天荒啊。

歌曲:

Joey Ramone – WHAT A WONDERFUL WORLD

勇敢にもというか、ラモーン関係の人って、こういうリズムでしか歌えないんじゃないかというか……(笑)。

也可以说勇敢吧。与Ramone有关的人,只能用这种节奏唱了吧……(笑)。

歌曲:

George Harrison – Between the Devil and the Deep Blue Sea

遺作っぽくなくて、しめっぽくなくてすごく好きです。走るときには本当に気持ちいい。

不像遗作,也丝毫不忧郁,所以很喜欢。跑步的时候会让心情好起来。

歌曲:

Ben Sidran – Knockin’ on Heaven’s Door

これは、ちょっとゆっくり休憩しながら走る感じの曲。

这是,稍微一边慢慢休息一边跑步的歌曲。

僕が走り始めたころ走っている作家なんかいなかったから、みんなにけっこう馬鹿にされたけど、最近は世の中も変わってきて、作家もよく走っている。僕が一番面白かったのは1984年だったか、アメリカに行って誰にインタビューしたいかと聞かれて、ジョン·アーヴィングがいいといったら、朝セントラルパークをジョギングしているので、走りながらでよければということで、並んで走りながらインタビューしました。あれは面白かったな。

在我开始跑步的时候还没有跑步的作家,所以经常被人嘲笑的,不过最近世间也在改变了,作家也经常跑步了。我觉得最有趣的是在1984年的时候,被问到去美国想访问谁的时候,我说John Irving。因为他早上会在中央公园跑步,所以能跑步的话就可以,于是一边跑步一边访谈。那个真的很有趣。

歌曲:

Daryl Hall & John Oates – LOVE TRAIN

歌曲:

The Doors – Light My Fire

如果我作为棒球选手在神宫球场出场的话,主题曲一定是Light My Fire。这是肯定的。只不过不会出场而已(笑)。非常有脱力感是吧,与ジム·モリソン是不一样的。演奏小提琴的是德国人ヘルムート·ツァハリアス。演奏这种摇滚系歌曲是非常罕见的。

 

村上RADIO、いかがでしたか。

僕は意外にというか、結構楽しかったです。質問をたくさんお寄せいただき、ありがとうございました。

最後になりますが、僕の好きな言葉を一つ引用させてください。

スライ&ザ·ファミリー·ストーンのスライ·ストーンがこんなことを言いました。

「僕はみんなのために音楽をつくるんだ。誰にでも、馬鹿にでもわかる音楽をつくりたい。そうすれば、誰ももう馬鹿ではなくなるから」

いい言葉ですよね。僕はすごく好きです。それでは今日はここまで。またそのうちにお目にかかれるといいですね。

さようなら。

村上RADIO,感觉怎么样呢。

意外地,我非常高兴呢。收到很多问题,非常感谢。

最后,请允许我引用一句我喜欢的话

Sly & the family stone Sly Stone曾说过这句话。

“我是为了所有人创作音乐。想创作任何人,连笨蛋也能懂的音乐。这样一来,谁都不会变成笨蛋了。”

挺好的话呢。我非常喜欢。那今天就到此为止了。如果不久还能见面就好了。

再见。