村上春树-《村上さんのところ》

翻译|「《村上さんのところ》- 有在做资产管理吗?」

2017年3月26日

資産の運用はされていますか?

有在做资产管理吗?

村上さんは現在何か、株や外国債券などの資産運用をしておられますか?

私は一部を株に投資しておりますが、デンと構えてほったらかしにできればいいのですが、日々スマホで株価をチェックしては一喜一憂しております。

想像するに村上さんは資産運用などというおのにまったく興味なく(むしろ軽蔑さえしている?)そのまま銀行の普通預金に置かれているかと思います。海外にいく機会も多いかと思われますので、一部は外貨預金していそうですね。

資産ポートフォリオはどんな感じでしょうか?教えてください。まさか、株で大儲けで笑いが止まらないということは、なさそうですね。

村上先生现在,有在做什么,股票或者是外国债券的资产管理吗?

我正在投资一只股票,要是能有置之不顾的态度也挺好的,不过我每天都用智能手机检查股票以至于会一喜一忧。

想象中村上先生对资产管理之类的事完全没兴趣的(不如说是轻蔑?)觉得就是存放着银行的普通储蓄。因为到海外的机会也挺多的,所以一部分是外币储蓄。

觉得资产的投资组合如何呢?请告知。难道说,没有因为股票大赚而大笑不止的事情。

回答:

個人的にはあまりお金の話ってしたくないんですが、ざっくり申し上げまして、僕は資産運用みたいなことにはとことん無関心です。株にも国債にも、まったく知識も興味もありません。自分の年収入がいくらなのかもしりません。ほんとに。鍋焼きうどんが食べられて、中古レコードがある程度買えれば、僕としてはオーケーです。

僕が敬愛する作家、スコット・フィッツジェラルドは、1920年代の大好況時代にお金をいっぱい稼いだにもかかわらず、奥さんのゼルダと二人でさんざん遊びまくって、資産運用なんて「なんのこっちゃ?」でした。だから1929年の大恐慌でも、他の大多数のアメリカと違って、まったく被害はこうむりませんでした。そのかわり貯蓄もほとんどなかった。しかしなにはともあれ、彼がその44年間の人生において、株の上下に一喜一憂しなかったことも確かです。「小説馬鹿一代」というか、そういう人生ってなかなかすがすがしいかも。

虽然个人并不想谈论金钱的话题,不过大致说一下,我对资产管理之类的东西完全不关心的。股票也好国债也好,完全没有知识和兴趣。自己的年收入是多少也不清楚。真的。只要能吃到什锦火锅,买到某种程度的中古唱片,对我来说就可以了。

我敬爱的作家,斯科特·菲茨杰拉德,即便在1920年代大牛市时代赚了很多钱,他与太太两人也是到处游玩,说资产管理「什么玩意?」。所以即便是1929年的大恐慌,与其他大多数的美国人不一样,他完全没有受到伤害。与之相应的也没有储蓄。但是不管怎样,在他那44年的人生里,确实没有为股票的上下而一喜一忧。「小説傻瓜一代」,这种人生也挺清爽的呢。