《月面の詩》
私のこと嫌いでもいいよっていえなくちゃ、
やさしいひとになれません。
青春で奪われていく純粋のこと、
忘れちゃったから青春小説が好きなひと。
幸福が邪魔みたいに言える子が好きだ。人間を腐らせる。
土に近づけ、花から離れる。
私は君が嫌いです。そして明日には忘れます。
立派な松が切り倒される街で、江戸時代の戦の話。
血の上に立っていますが、私の体はきっと土でできていた。
子供は残酷。
私がきみを嫌いでも、きみを殺したいとまでは思えないのは、
もう子供でないというそれだけの月。
不要说讨厌我也没关系这种话,
不然就成不了温柔的人。
因为忘记了被青春夺去的纯粹
而喜欢青春小说的人。
我喜欢能说青春是障碍之类的人。让人腐烂。
接近泥土,远离花朵。
我讨厌你。于是我忘了明天。
在宏伟的松树被砍倒的街上,我的身体肯定是由泥土构成的。
孩子是残酷的。
我即便讨厌你,却也没想过要杀害你,
因为那已不是孩子而只是单纯的月亮。